ごあいさつ
中央アルプスの最南端の恵那山の麓にある、小さな山岳会です。
しかし、ヨーロッパアルプス三大北壁、3ルートからのアイガー同日登山チベット7000Mに会単独で挑戦、その傍ら、恵那山の登山道草刈り、山小屋整備をおこない、次回、淡々と次のターゲットを模索中の会です。山に登ることのみでなく、人とのつながりを大事にしています。特に海外遠征では、学校訪問等を行ない、純粋な目をした子供達と交流を楽しんでします。
50周年記念事業で台湾の玉山にも多くの会員が挑みました。
方針
私たちの会は創立以来45年間の中で厳冬期の登山やヨーロッパアルプスの北壁や4000m峰登山、ヒマラヤの7000m未踏峰初登頂などを含む困難な登山と取り組んできましたがこの間重大な事故を一度も起す事無く活動して来ました。 最近は全盛期と比べ困難な登山実践は少なくなっていますが、こうした登山を安全にして来た考え方、すなわち仲間同士は守り合う事は変わっていません。
具体的には、滑落や転落の危険性がある場所では必ずロープで結びあい確保し合う事を実践しました。ロープで結びあうことはある意味「両刃の刃」と言え、
徹底したトレーニング,仲間同士の信頼関係があってこそ初めてロープで結び合い、安全を確保し合う事ができるのです。
ただ単に一緒に登山すれば安全なのではなく、仲間同士必ず守り合う強い意識と実践する意思、技術が必要なのです
また私たちの会は自然保護活動を重視し、恵那山登山道の整備(主に下刈り)に力を入れて来ました。1987年には中津川市の委託を受け恵那山頂上に述べ220人の会員の参加で避難小屋を完成させました。しっかりした良い小屋は27年を経た今も利用者に大切にされ痛められる事なくその役割を果たしています。
「恵那の山からヒマラヤへ」の合言葉は、中津川労山の会員はヤブコギ登山やゴミ拾い登山をしながらトレーニングしアルプスの北壁やバリエーションルートそしてヒマラヤの未踏峰に立つ事を夢みて山行する事であり、実際にそれを実現して来ました。
全て運動には山や谷があります。中津川労山も例外ではなく現在は停滞状態から再び活発な会活動の展開をめざしています。
この会が目指すもの
アルパインクライミングの考え方を重視しています。
アルパインクライミングとは使う用具や登る場所によってその登山が位置づけられるのではなく、最も重要な事は低山であっても夏山であっても、主体的かつ意欲的、創造的な登山であるか否かで区別されます
すなわち旺盛な好奇心と冒険心が登山の原点であることによってアルプスを皮切りに今日の登山へと発展し今後もこの発展を続けます。